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アイネクライネ
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作詞 漆黒ノ百合 |
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1
知らない音が響いて
だけど心地よくて
本当は鳴っていないのに
僕の中だけで響いている
僕の物にならないこと
気付かないふりして
ただただ浸っていたんだ
刻み出した二拍子を
聞こえるはずのない独り言を
僕は必死に隠したんだ
愛の音(ね)
奏でる暗い音(ね)
小さな僕の手に余るほどの愛しさ
逃しそうと握り潰してしまったんだろう
熱く疼く手のひらに残って
愛を語りかけた僕に
孤独を教え始めたアイネクライネ
2
ちっぽけな物が集まって
嘘を大きく見せて
本物はやっぱ小さいのに
偽りと君が踊っている
そこら中に散らばる石
踏みつけて邪魔して
ただただ浸っていたんだ
隙間に入り込む物を
身の丈だよって聞こえる声を
僕は必死に隠したんだ
I(アイ)の音(ね)
奏でるCry音(くらいね)
小さな僕を知らしめている愛しさ
怖くなって独りそっと仕舞ったんだろう
止まってくれない二拍子で
愛を語り掛けた君に
孤独を告げられたアイネクライネ
愛を知って 孤独を知って
大事、大事にしたものは震えて
握れはしないんだ
指の隙間から ほら
零れ落ちて
残ったシミに後悔してる
愛の音
奏でた暗い音
小さな僕にお似合いなリフレイン
弱く、ただ切なく繰り返すだけだろう
知らぬ間に消えた二拍子
気がついた瞬間に
甘酸っぱく満たしたアイネクライネ
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