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ひとつの春が終わっていく
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作詞 少年S |
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知らないことを罪だというなら
なぜ君は知らないままで
笑っていられるのだろう
君の笑顔が好きだというなら
なぜ僕はこんなにも
苦しんでいるのだろう
雪が溶けてしまったら
もうお別れの季節だ
春風の暖かさが
あまりにも優しくて
運んでくる季節の
残酷さをふと忘れそうになる
またひとつの春が終わっていく
春が終われば夏が来るなんて
君に限っては信じられないから
誰にも知られず散っていく
名も無き花の歌を聴いてくれ
汚い僕を見られたくないのに
全てを知りたいだなんて
わがままが過ぎるのだろう
汚れた君の痛みを愛して
全て許したいだなんて
身勝手が過ぎるのだろう
雪は溶けてしまったら
もう跡形もないな
春風の潔さが
あまりにも哀しくて
巡ってくる季節の
幸せから目を背けたくなる
またひとつの春が終わっていく
今日が過ぎたら明日が来るなんて
今日に限っては信じられないから
誰にも知られず散っていく
名も無き僕の歌を聴いてくれ
この春風をたどっていけば
春まで連れて行ってくれないかな
散る花たちを集めていけば
もう一度あの春に戻れないかな
またひとつの春が終わっていく
春が終われば夏が来るなんて
君に限っては信じられないから
誰にも知られず散っていく
名も無き愛の歌を聴いてくれ
またひとつの恋が終わっていく
出会いがあれば別れがあるなんて
今に限っては信じたくないから
誰にも知られず散っていく
名も無き春の歌を聴いてくれ
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