|
|
|
CITY BOY
|
作詞 愛三 |
|
ICカードで簡単に通る改札
人混みから見つける久々の地元民
染まりきった口調で淡々とかわす挨拶
飲みながら愚痴漏らす青二才のひととき
言葉遣いは少し綺麗になりました。
着る服はお洒落になりました。
髪は整えて見た目も大人びてきました。
同い年よりも品のある人間になりました。
憧れたきらびやかな世界に飛び込めば
高級なダイヤが俺の身を包んだ
かつての仲間達を置き去りにして
一歩先を行く 俺はCITY BOY
耳障りな電子音にも鼓膜が適応
人ゴミ絡みつける苛々の居心地
口調は博多の面影もない標準語
飛行機を見上げる燃え尽きた火の鳥
方言を使わない自分が嫌になりました。
好きな服はダサいと言われ着なくなりました。
好きな格好で馬鹿騒ぎする同い年の学生を
見て妬む嫌な人間になってしまいました。
生き急いだ俺を飲み込んだ灰色の樹海は
猛獣ばかりが舌で俺の汗を拭った
大好きな仲間達には弱い姿は見せない
それが唯一のプライド 俺はCITY BOY
憧れた分だけ幻滅をした
不安が俺の背中にのしかかった
でも誰も俺を知らないこの世界なら
頑張った分だけ輝ける気がした
たどたどしく彩られた concrete jungle
今の自分を見せられている気がした
俺と同じこの世界もまだ未完成ならいっそ
この手で創る 俺はCITY BOY
|
|
|