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半端者(もん)
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作詞 太田 護葉 |
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くすぶっている 言の葉の
意味がようやく わかる年齢(とし)
燃え尽きもせず 消えもせず
流されたまま 半端者
たなびく煙 霧雨に
人にはぐれた 人にはぐれた
ことを知る
くすぶっている 音無しを
弱い奴だと 責める奴
燃やせないまま 永らえて
顔上げぬまま 半端者
細白煙 山里に
酒にはぐれた 酒にはぐれた
ことを知る
雨があがった 西の空
うっすら夕焼け 地平線
絹糸のよう 細々と
くすぶっていた 半端者
満天星に 手を合わし
傷はそのまま 傷はそのまま
抱え行く
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