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金木犀
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作詞 ユトリ |
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「私はね、大人だからね。
あなたの前から消えるからね。
元気でやってくれ。」って
微かな涙を残した 5日未満にさよなら
あなたはどこか居心地が良くて
なぜかよく似ている気がしてた
あなたの左の横顔を今も思い浮かぶ
繋がれた手はいつも冷たくて
「私の心みたいでしょ」って笑ってた
あなたの甘えた声が今も巡り巡る
浮き沈む心の真ん中に空いた
塞ぐことのない大きな穴に
こぼれ落ちたものすべて拾い集めてゆく
あの金木犀の香りを追いかけて追いかけて
消えて無くなった忘れるはずもないのに
あの金木犀の香りを追いかけて追いかけて
捕まえたあなたの背中は震えていた
なんで嫌いだって顔も見たくないって
突き放してくれなかったの
終点を見失ったように走らされてるの
なんで最後にあなたは泣いていたの
「好きだよ」って震えて言ったの
「私はね、大人だからね。
あなたの前から消えるからね。
元気でやってくれ。」って
一番短くて一番綺麗だったよさよなら
あの金木犀の香りを追いかけて追いかけて
消えて無くなった忘れるはずもないのに
あの金木犀の香りを追いかけて追いかけて
捕まえたあなたの背中は震えていた
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