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夜長
作詞 すずの
人はこうして眠れぬ夜に
心巡らせ詩を詠み
季節や 花や 心にそして
恋しい人に宛てたのでしょう
想いを馳せて仰ぎみれば
悠久の時にも夜空には
今夜みたいに月があり
満天の星はきらめいて
十二単のお姫様も
険しい顔した戦いの人も
ふとした瞬間 誰かを想い
空を見上げていたでしょう

ありふれた日が終わるとき
高鳴る鼓動 宵闇の余韻
奏でる オーケストラは
遠いサイレンに虫の声 そして
ベランダにそよぐ風の音
今夜 私は 貴方を 想い
深く蒼い 空を 見上げた
背伸びして手を伸ばすけど
月よりもまだ届かぬ人
何光年先にも叶わない
溢れそうな想い 胸の痛み
言葉に 紡ぎ そっと 詩を綴る
ひとり 眠れぬ 夜長に

幾千年続く この夜もまだ
終わっていない 歴史の途中
月よ 星よ 夢のあとに
奇跡は また 起こるでしょうか
そして貴方に 届くでしょうか

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2017/10/16
ジャンル 罩茗
カテゴリ
コメント 秋の夜長を、思い浮かべて書きました。
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