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ドライブル
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作詞 美冬 |
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サービスエリアに浮かぶお城に
行ってみたいと駄々こねても
時間がないと車に乗り込む。あなた
今日は本当にドライブデートなの?
道路の途中の駐車場で
急に止まる
「道を忘れたと」惚ける
ちょっと。そんな顔したところで
許すと思うの?
さっきのシンデレラになれそうな
時間を割いてまで
向かったのに
どうしてなの?二人になると
ハプニングばかり
ロマンチックな時間(とき)が
台無しなる
道なりを走る昼食後
何故だか後部座席に座る私
隣にいると集中出来ないと言われる
あなたの横顔見たいのに見れずじまいそんな私はふて寝をこく
「怒ってるの?」って聞いてくる彼に「当たり前でしょう」
どうしていつもそういうところが
鈍感なの?
「もう知らない」と言って再び後部座席で
ほったらかしで
「隣はヤダ」と私が駄々をこねる
温泉でリフレッシュをしたあとに
再び高速へ乗り込む
助手席で寝ていて
しばらくして目が覚めると
何故だか運転席が騒々しい
「エンストした」と笑って誤魔化す
「バカじゃあないの」っといつもの
ように怒ろうとしたけど
馬鹿馬鹿しくなって笑ってしまう
「怒ってるの?」って聞いてくる彼に「怒ってないよ」
ひきつった顔で「そうなんだ」と言われて
何故だかゾクゾクする
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