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腐れ縁
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作詞 かおる |
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桜が咲く頃に 君は 僕に 声をかけた
人見知りの僕は 君の言っていることに 頷くことしかできず
知らず 知らずの内に 僕らは親友なんてものに なっていたね
いつしか ひとりぼっちの僕の 周りに人が溢れて
喋ることに 疲れるほど 仲間が増えた
君と僕とじゃ 世界が違うと 初めて会った時思ったんだ
苦しいときには手を繋いで
楽しいときにははしゃぎまわって
悲しいときには抱き合って
君は 僕の 1番の恩人さ
枯葉が舞う頃に 僕は 君に 声をかけた
食わず嫌いの僕は 君に嫌いなものを 押し付けて渡した
君は 僕に迫って 食わず嫌いはいけないよ なんて言って
いつしか 食わず嫌いの僕が いろいろ食べれるようになって
そんなことが いつの間にか 当たり前になった
そんな日常が 過ぎていって 世界が大きく変わったんだ
寂しいときには電話をかけて
嬉しい時には嬉しさ分け合って
怒ったときには慰めあって
僕は 君に 何かできるかなあ?
そんなある日
君は顔をうつむかせて
「大事な話があるんだ」と
僕は何かを感じ取って頷いた
君から告げられた 転校の話 世界が一気に崩れだした
今まで積み上げたものが消え去って行く
「そんな風に思わないで」って
君は僕にそういったんだ
これが 君に 最後にできること
僕は 君を 不安にさせたくないから
世界に華やかな色がつく
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