|
|
|
傘ナル傘
|
作詞 ZIPANG |
|
世界が降りだした 心を通り抜けた
急いだ人たちが どこか遠くに消えた
ピントを合わせた幾つもの顔が
行き過ぎたり 不意に振り向きあい
信号機の下 水たまりの中に
二つの影が写っている
あいまいな天気予報に傘は一つだけ
あいまいな天気模様に踊らされたいね
あいまいな天使のようにびしょ濡れになって
あなたと肩を分けあいたい
季節を抜けてきた 子供と子供のまま
突然、雷が 僕らの足を止めた
ヒントを隠した二つの彼方が
近づいたり ついに静かになり
金曜日の朝 水たまりの中に
小さな秋が歌っている
あいまいな天気予報に傘といつもの手
あいまいな天気模様に声を上げたいね
あいまいな天使のように消えそうになって
あなたと肩を寄せあいたい
ひっそり晴れていた四月の部屋に
ゆっくり映写機が回りだし
しっかり咲いていた 凸凹なのに
いろんな傘が咲いていた
あいまいな天気予報に傘は一つだけ
あいまいな天気模様に踊らされたいね
あいまいな天使のようにびしょ濡れになって
あなたと肩を分けあいたい
あいまいな天気予報に傘は一つだけ
あいまいな天気模様に声を上げたいね
あいまいな天使のように聴こえなくなって
あなたと傘を重ねていたい
そんな気持ち 濡れぬように
重なる傘に止まぬように
そんな気持ち 夢のように
重なる傘に覚めぬように
|
|
|