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彼女は檻の中で歌う
作詞 けっち
貴方の手と手が 触れ合ったなら それだけでいつも 夢を見ています
貴方の吐息が 聞こえてきたなら 今日も私は 生きているんだと

思えます

与えられたのは 今日を生きる餌と 身体が収まるくらいの水浴び場
両目などいらない 隙間から映る 憎い青空め 酷い拷問のよう

「泣かなくていい」 歌声が 貴方に何時しか届いた
貴方の声を聞いていたくて 私は鳴いています

あぁ 叶うなら この見えない檻の扉を開けて
飲まれてしまわないように 空へ放て
貴方なら きっと 私を好きにできるんでしょう?
貴方の所為で 私は失望を捨てた でも今日も貴方は
「泣かなくていい」と言う

「何を見てる?」貴方は問う 私は夢を見てる
あぁ その夢の所為なのか 私は生き永らえてる

私には 光も 闇もない 流れる時間があった
歌うことだけが せめてもの生きる証
その存在意義が 貴方を知り 光を知ってしまった

あぁ 叶うなら この見えない檻の扉を開けて
飲まれてしまわないように 空へ放て
貴方なら きっと 私を好きにできるんでしょう?
貴方の所為で 私は失望を捨てた でも今日も貴方は
「鳴かなくていい」と 優しい声で言う

貴方の手と手が 触れ合ったなら それだけでいつも 夢を見ています
貴方の吐息が 聞こえてきたなら 今日も私は 生きているんだと

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公開日 2017/08/01
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コメント 何だか生きるのに窮屈そうだと感じた、ある人の詩。
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