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多種の人生
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作詞 anysome |
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叶いもしない夢に疲れ果て
丸めたティッシュをゴミ箱に投げる時
「入ったら夢が叶う」なんて淡い期待を
信じて入れる
慌ただしく走る人の群れ
そこに存在してる僕は仲間はずれの様に
ゆっくり歩く
言葉にはしないけれど目が訴えてる
塊の中にある異質な存在を嫌ってる
成功した人の自伝を読む事は滑稽
でも夢に敗れた者を見るのも不快
どちらにもなれないのに高いプライドを
もって生きている自分は上記より
もっと醜い生き物
天才と凡人が一つの事に努力したとして
結果を得るのは「天才」
過程を褒められるのは「凡人」
それなら誰だって天才になりたい
「誰にも必ず才能は眠っています」
そんな希望に似た戯言に近い言葉で
安心するのは僕だけか?
現実を上手に歩いてる人が見ている
落ちかけた者を嘲笑っている
平然を装った僕の心は汚い
それを見破っても無視する君は賢い
みんなそうやって生きてる当たり前だろ
今さら酷いと世間に泣きついたって
誰も助けてはくれない
邪心なんて生まれながらにもってる
気づかないもしくは気づかれない様に
社会に循環してるんだよ
成功した人の自伝を読む事は滑稽
そう思いながら読む自分もまた滑稽
天と地がひっくり返って全てが変われば
いいのにと願っている自分は
世間より醜い生き物
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