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僕は大盛りパスタがいい
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作詞 新井ナオマサ |
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角を曲がった交差点に飛び出した君は
殻にこもってた時より清々しい顔だった
机の上を散らかし泣いていた君を
ただじっと見るしかなかったあの日
少し落ち着いたカフェで
パスタを頬張る姿に僕は唖然としていた
フォークをそっと置いて突然立ち上がり
席を外して呆れる様に去って行った
何か悪いことした?どうしたの?
座り込んだまま考え続ける
テーブルの上の水はいつの間にか無くなり
皿の上の大盛りパスタは食べ終わっていた
大盛りパスタが恥ずかしかったのか
そう思いながら店の外に出た君を
探しに駆け出す
すれ違うこともあったよね?
肩を並べて歩いた桜の木が並ぶ道
上からピンク色の葉が落ちてきて
拾って顔につけて遊んだ
そんな事も忘れてケンカして
もう会いたくないだなんて言われ
夜空を見ながら歩いて自分探し
暗いけど星が励ましてくれるみたいで
普通盛り君はそれでよかった
自分に合わせて大盛り頼み
何も考えずに自己中をしてしまった
フォークで静かにパスタを巻き
口に運びゆっくり噛みしめる
目の前には大盛りのパスタだけ
恋愛なんて分からなくて
女の子の気持ちを知ろうともしない
食べれるだろうそんな軽い考えが
苦しめてたなんて…
たかがパスタかもしれない
たかがすら僕は負けてしまった
大盛りはいやかな?味は変わらないよ
変なダイエットはやめて
痩せて女子が好きなんてウソかも
芸能人だったら憧れるのかも
たくさん食べる姿を見てたい
だから僕は大盛りパスタ
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