|
|
|
吉原哀花
|
作詞 ワタリ鳥 |
|
雪のような白粉に彼岸花のような赤い紅、
極彩色の打掛で着飾って今日も歩く花魁道中、外八文字
今夜のわっちの主さんはどなたでありんすか?
偽りのわっちの心で一時の快楽で癒してあげんしょう
肌を寄せあって温もり感じて主に抱かれて床の闇に溺れていく
濡らして濡らして満たされて恋しくて主の背中に爪を立てて
でも濡れなくて濡れなくて満たされなくて切なくてわっちの心は渇いたまま
夢なのか幻かこの手をすり抜け淡雪のように消えていった
幼き頃の想い出に浸り涙が頬をつたう、
あの頃に戻りたくても戻れない今日も歩く花魁道中、苦海十年
今夜のわっちの主さんはどなたでありんすか?
偽りのわっちの心を一時の快楽で癒しておくなまし
肌を寄せあって温もり感じて主に抱かれて床の闇に溺れていく
濡らして濡らして満たされて恋しくて主の背中に爪を立てて
でも濡れなくて濡れなくて満たされなくて切なくてわっちの心は渇いたまま
夢なのか幻かこの手をすり抜け淡雪のように消えていった
年明きまで待つ主さんのその言葉で心の白粉が落ちてゆく
わっちと主さんでは住む世が違いんす泣きながら笑いながら
濡らして濡らして満たされて恋しくて主との接吻に溺れて
愛して愛されて抱き合って絡み合ってわっちの心は濡れて溢れて
年明きの約束の橋、遠くから見える主に背を向け淡雪のように消えていく
|
|
|