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スケッチブック
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作詞 妖精 |
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胸につかえたままの枷がわたしの行方を阻むの
そっちに行きたいよ 手のひらで幾ら引っ張っても
苦しい選択をとらない竦んだ足が震えてる
もういいんだよ そのために僕がいるんだよ
あなたが当たり前のように全てを包むから
溢れるのを我慢した水滴は行き場をなくした
ねえ わたしの心を掴めた気持ちをわたしにも伝えてよ
なにも残らない結果なんて知らないから
幸せしか胸にないくらい幸福だったのよ
もう此処にはいられない あなたがそう言うから
纏わり付いていた孤独が わたしを攫ってるから
凍えたまま動かないなら あなたのその指先でわたしを落としてしまえ
そんなズルイことを描いた わたしのスケッチブックは
もうあなたが持っていったまま
駄目になる理由なんてわたしにしかないからね
もう責めなくていいよ それくらい言わせてほしいの
嘘で塗り替える方法でしかもうあなたを愛せない
君が泣きたいなら 掬い取る役割でいるよ
あなたがそう言ったくせに 後ろめたくて
背中だけ見ていたわたしにやっと気づいたの?
もう 足らないくらいあなたでいっぱいになったアルバム
優しく撫でるその手つきしかいらない
幸せしか胸にないくらい幸福だったのよ
嫌いになったんじゃないよ 寧ろ愛してるよと
惑わせられた記憶は何処に行けば正しくなるの
枯れた花のようにわたしも あなたという水で生かされていたのね
そんないたたまれなさを描いた わたしのスケッチブックは
もうあなたが持っていったまま
違うよ このまま抱きしめたまま わたしと一緒にいて
そんな当たり前なことさえ 間違いになるくらいなら
最初からスケッチブックなんていらなかった
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