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FATHER
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作詞 ちゃこ |
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小さい頃の記憶を辿れば
怒った顔しか思い出せなくて
私にとって「恐い人」でしかなかった
笑ってると思ったら
嫌味混じりの冗談を言って
母や兄姉の反感を買っていた
いつもそう、
意見しようものなら
何倍にもなって返ってくる
この父に逆らえるはずもなく
物心ついてから
父親=絶対服従が定義だった
ドラマのような優しい父親に憧れた
「大きくなったらパパのお嫁さんになるの」
私には縁遠い言葉だった
昔ながらの頑固な人で
信頼する、
ごく一部の人間の意見しか受け入れない
だけど今は言いたいことは言う
少し恐いときもあるけど
何も知らなかったあの頃とは違う
違うものは違うと、
間違ってるものは間違ってると、
正して、
頑固な父を納得させる人間になりたい
いつからだったろう
嫌味なく笑うようになったり
心配する言葉を聞くようになった
今まで見たことない顔が
次から次へと現われる
知らなかっただけで
知ろうとしてなかっただけで
本当はもっとずっと昔から
目に見えない形で
いっぱい愛されてきたんだと思う
不器用なのは父譲り
私だって口下手で
思ったことをうまく伝えられない
似たもの同士だからこそ
許せないところも
憎らしく思うところも
これからは自分を愛するように
父と向き合っていきたい
無条件の愛は今も続いてる
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