|
|
|
悲しみに咲く花
|
作詞 ろいろい |
|
どうしようもないからと言って
だらしなく生きるのは良くないよな
我慢や忍耐が正しい世の中じゃ
自暴自棄になっても仕方ないけど
やりたいことだけで生きていたって
才能に溺れて辛くなるだけだし
いっそ僕らは悩むために
生まれ落ちたのかもしれないな
傷つけられて 罵られて
言いたくないことも不意をついて吐いてしまって
不器用な自分を愛せない自分が
情けなくて恥ずかしくてそんな思いぶら下げて
千鳥足で帰る僕らに降り頻る
絶望や悲しみの雨は鋭い
それでもさ きっと明日には
雨水を飲んだ花が咲くのだろう
嫌われた命だからと言って
死のうなんて思うのは良くないよな
惰性や誤魔化しが当たり前な世界じゃ
疲れちゃっても仕方ないけど
言われたことだけ果たし続けても
遣る瀬無さに埋もれ辛くなるだけだし
いっそ僕らは悔やむために
生まれ落ちたのかもしれないな
誰か傷つけて 嘲って
言われたくないこともやむを得ず浴びせられて
誰か憎む自分を愛せない自分が
一番憎くて馬鹿みたいだとそんな言葉で縛り付け
息切らして足掻く僕らに降り頻る
懺悔や羨望の雨は鋭い
それでもさ きっと明日には
雨水を飲んだ花が咲くのだろう
悲しみから逃げるな 痛みから逃げるな
優しさや光だけ求めて生きるな
悲しみがあってこそ生きられる命だ
雨が降るからこそ綺麗に咲く花だ
君だけが落ちぶれたんじゃない
背負うべき翳すべき醜い傷で生きろ
ふらふらで歩く僕らに降り頻る
言葉や視線の雨に傘を下ろす
この人生に 傘は要らない
全てを受け入れて花となる
この人生に 雨宿りはない
遮るもの取っ払って見上げた空に光
闇を乗り越えたからこそ美しい
全て乗り越えたからこそ美しい
|
|
|