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エンドロール
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作詞 ろいろい |
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君の髪を直すくせが 射影機で照らされて
涙流せと誘う エンドロールが流れた
最後の場面で 嘘か本当か分からないように
放たれた言葉が 頭から離れない内に
秘密にしておきたいように 繋いだ小指の隙間
冷たい何かが肌を撫でてることに
君は気づいてる?
氷が溶けた珈琲を 合間悪そうに飲んで見せた
君はそんな僕を見ないふりしておきたいみたいだ
泣いてもないのにハンカチを取り出して目を抑えた
稲妻が僕の左腕を伝って 少し強引にキスをした
秘密にしておきたいように 繋いだ小指の隙間
冷たい愛情が胸を通り去ってゆく
君も同じなんでしょ?
だからそんな顔をして 言葉にできない苦しみの
正解を僕に求めている
君は笑うのがなにより苦手だ
僕らが好きな歌が 真っ暗な二人を包み込む
何度だってさよなら、と言おうじゃないか
どうせ君に届かないなら
傷つけずに済むでしょ?
だから曖昧な顔して 言葉にできない憎しみの
正解を君に囁いたら
君は苦手な笑顔を見せてきた
二人で聴いていた歌が さよなら、と告げたとき
君は気づいて目を見開いて
静かに涙を流した
さよなら
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