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木曜日
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作詞 ろいろい |
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愛の歌を静かに歌った 放課後の路地裏
烏の声と
美しくなれない それなのに
君は綺麗だねと笑った
長く伸ばした髪に嘘も結わえ 澄ました顔で歩いた
周りの嘲りに媚を売っては辛さも咬み殺す
互いに分かり合えないままで
噛み合わない歯車 秘密の恋焦がれ
僕が僕のままでいられるように
どうか君らしく生きていて
偽りも憂いも同情も優しさも平等に
雨に打たれて溶けていく
独りぼっち 帰り道 過去に囚われ爪を噛んだ
どん詰まりの鼠色の空 曖昧な香りを纏いながら
また何も言えず今日が終わる
明日には強くなるから きっと
愛の歌を静かに歌った 夕暮れの足元
風の声と
目には決して見えない それなのに
君はいつでも優しいまま
細く伸ばした爪に涙飾って 大人ぶって歩いた
周りの景色に僕がどうか似合っていますように
互いに手を繋いでるだけで
不釣り合いな体温 秘密の口づけ
君が君らしくいられるように
ちゃんと僕らしく生きるんだ
偽りも憂いも同情も優しさも平等に
雨に打たれて溶けていく
二人ぼっち 水溜り 沈み込んで黙っていた
どん詰まりの鼠色の空 片方の靴を空に飛ばした
また強がって今日が終わる
明日には強くなるから きっと
飛んだ靴は逆さまに落ちた
でも空は気紛れに晴れた
誰も明日を決めることはできない
不幸せだなんて言い切らないで
偽りも憂いも同情も優しさも平等に
鋭い光に輝く
二人きり 虹の空 耐えきれず微笑んだ
青空の深さに息を呑む 駆け出す君が美しく笑う
そんな君が一番好きだ
君を守れるように 君が君を愛せるように
今日から強くなるから ずっと
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