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地球最後のラブレター
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作詞 ろいろい |
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右頬に泥をつけた子供が 夕焼けに呑み込まれる
そんな錯覚で目が覚めた 夏の畳の上
君は隣で 華奢な肩に汗を這わせながら
何も知らないみたいに 寝息を立てている
太陽が近づいて 街が燃える夢を見た
ちょうど今日みたいな 晴れ渡った日のこと
鼓動 脈音 読みかけの空想論 蝉の声 世界の片隅で
恋煩い 劣情 命の埃と 共に消えていく
束の間の共存 そんな 地球最後の日
右目に蝶を覗く少女が 母の手に溺れていた
そんな予感で飛び起きる 夏の畳の上
君は座って 呑気にテレビ見ながら笑った
僕の方に向いて無邪気に 「おはよう」と囁く
街路樹が枯れ果てて 世界が崩れる夢を見た
ちょうど今日みたいな 平和過ぎた日のこと
缶蹴り 風鈴 歌った名もない歌 鴉の羽 世界の片隅で
恋騒ぎ 口づけと 命の空気が 共に溶けていく
束の間の愛憎 そんな 地球最後の日
鼓動 脈音 読みかけの空想論 蝉の声 世界の片隅で
恋煩い 劣情 命の埃と 共に消えていく
束の間の共存 そんな 地球最後の日
祈り 爆撃と 破れた平和論 街の声 世界の片隅で
初恋と ラブレター 命燃やして 共に舞い上がる
束の間の優しさ そんな 地球最後の日
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