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七色の爆弾
作詞 ろいろい
例えばあの燻りが 水面色していたならば
貴方の涙を隠すこともできたのかもしれません
青い群れとなったなら その哀しみも
淵の淵へと堕とせたのでしょう
濾過された海のような涙の 憎しみの分だけ
せめて私が呑めたのなら 貴方は笑いますか
傷つかないでと貴方は言う
でもあまりに愚かな私は 傷つかない以外に
貴方を幸せにはできない

炎天下 人々は 火のような暑さだと笑った
地下深くに眠る 爆弾が 貴方を巻いて消そうとも
だから貴方の前で 火傷しそうだ、と
冗談飛ばせる馬鹿たちなんて
私は許しません 決して許しません

例えばあの煙が 桜色していたならば
貴方は綺麗な花になって それは貴方も望んでるでしょう
貴方のままでいてほしい 私は弱虫だったから
そんなことは言えないまま 貴方の手を握ります

あの炎が緑色ならば 貴方は今夜 眠れますか
薄い紫ならば 夢を抱き続けられますか
もっと輝く赤ならば 貴方は前を向けますか
野芥子のような黄色ならば 貴方は幸せになれますか

人も時代も変わらないと言うなら
貴方を傷つけてきた兵器たちは
姿変われど兵器のままなのでしょう
だから私は貴方を守りたい

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公開日 2018/05/11
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コメント 自分でも多くを比喩しすぎてしまい、あまり整理できていません。この詩は感覚的に感じ取ってもらえれば深読みしなくてもいいと思っています。でも解釈してみて欲しい気もします。
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