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銀木犀
作詞 ろいろい
崩れそうな儚い 想いをなんとしようか
まだ許されそうにないからな

木漏れ日 君の笑顔が 優しく映るのはきっと
僕が嘘ばかりついていたから

まだ長いだけの制服の 余った袖をまくって
大人びたふりばかりして 頼りないこの声で

君を呼んだら 長い髪を揺らしてこっち向いて
ああ、 あんな見栄張らなければ良かったな

花を見つめる君になにも言えずに
風の声にも気づけないまま
その手を握らせてまで あまりにも軽薄だった
だからせめて君の綺麗な
涙だけは忘れない ずっと 約束するよ
夏が姿を消しても僕は

壊れそうな幼い 僕らを繋ぎとめてる
糸は少しずつ細くなって

静かに流れ落ちた優しい時間の音さえ
二人を悪戯に騙していた

君が好きだと 気づいたのは遅くて言い出せずに
ああ、どうして最後まで僕は笑って

花を見つめる君のこと分からずに
「また明日ね」を繰り返してた
曖昧な笑顔にさせて 僕はずっと弱いままだ
だからせめて君の唇を
奪ってしまえば良かった 今も悔やんでいるよ
夏が過ぎ去った今も僕は

木漏れ日 ふと君が指をさして
白い花の甘い香りに包まれた
「夏が終わればもう会えないんだ」
君は俯いた 僕は それを黙って見てた
強がらずにあのとき引き止めていれば
きっとこれからの夏も
夏が過ぎ去っても
この恋は終わらなかったのに

花が散りゆく下で手を振り合って
僕らの夏は終わりを告げた
切ないくらいに甘い 思い出を残したままで
今も君の美しすぎた
涙は忘れられないんだ ずっと 待ち続けるよ
夏が姿を消しても僕は

銀木犀の甘い香りの中 君との日々を思い出す
最後を思い出しては 空を見上げる

君との淡い恋が風に香る

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公開日 2018/03/12
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コメント 【テーマ詞:匂い】スランプで完成度低いです。匂いで連想したのは銀木犀でした。「星の花が降るころに(だったはず)」という話を学校で国語のときに習い、印象に残っていたからです。この詞には関係していませんが。
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