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デスルーム
作詞 ろいろい
軋んで音を立てる床 冷たい壁に掛かった絵を睨んで
剥けた爪 肌の灯火

窓の桟に這う虫の足音 蹴散らした履歴書水垢だらけの
鏡の前で破いて笑った

血も流さずに 誰かを殺した気になる
ひとり、またひとり 揺蕩いながら消えていく
信じたこともない人が裏切った気になってる
僕はまた塞ぎ込んで 死にたいなんて口にした

誰かが僕を待っているなんて言うなら
その汚れた手でも良い 僕を引き上げてよ
人はひとりで生きられないと歌を歌うならば
僕を見捨てたのはつまり僕が「ヒト」じゃないからなのか

嘘の貼り紙に指さし 傷つけてから無垢なふりをした君に
げろ吐いて 蔑んでみる

僕は最初からろくでもないさ 偉そうになんて周りは言うけれど
それならば跪いていればいい

涙流さず 誰かが言葉を呑み込む
ひとり、またひとり 傷負ったまま消えていく
名前も知らない他人がやっつけた気になってる
僕は独り言落とし 自分を騙しているんだ


身体が壊れるくらい叫んで



誰かが僕を待っているなんて言うなら
その汚れた手でも良い 僕を引き上げてよ
人はひとりで生きられないと歌を歌うならば
僕を見捨てたのはつまり僕が「ヒト」じゃないからなのか

誰かが僕を愛してる筈だと説くなら
その掠れた声で良い 僕を呼んでくれよ
人はひとりで生きられないと歌を歌っている
そんな弱い僕たちは互いに貶しあっているんだ

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公開日 2018/01/30
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コメント 自分は部屋に帰ると暗くなります。疲れや鬱憤が形を変え、自己非難になります。そういえば「リビングルーム」って元は「デスルーム」と呼ばれていたらしいですね。外では思ってはいけないこと、やってはいけないこと、言ってはいけないことを書きました。生きることにぎりぎりな思いをしながら懸命に命の火に薪をくべるような歌にしました。
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