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自然共存灰人間
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| 作詞 ろいろい |
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午後一時、飛び降り自殺 そう心に決めて
ベランダに立ち尽くした
大事なときに鴉がすぐ近くに止まった
ふと我に還って ひとり落ち込む
午後二時、陽も燦々照りつけるアパート
中庭に乱雑に生えた木々のせいで
小さな虫が部屋の床を這っていたから
新聞紙丸めて潰してやった
脳内再生する生命の叫び 死にたくないの言葉で埋められ
追い討ちかけて葉の擦れる音 蒸発した夏の匂いと
蝉の抜け殻を踏み潰すサラリーマンの革靴の冷徹なツヤ
午後三時、中庭に出て体育座りして
瞑想に更けこのまま夜まで
午後四時、鴉も帰る頃
木々たちが悪魔に見えて怯んだ
煙草の灰が落ちて土に染みてそれを大樹は呑んで
街の喧騒を途絶えるために呼吸も耳もなくして傍観する
人間に切り倒された仲間を知る由もなく
あなたはこの狭い檻の中で佇んでる
午後五時、僕は生きてる意味を問う
誰に聞いても笑われたから 木々に土にきいてみる
微風が吹いた かさかさと笑った
僕はひとり何度も木々に尋ねていた
自然共存、排他的な世界で愛おしがられる命
自然共存、排他的な世界で利用される命
重たい空気と冷たい夜に生命の謳歌は深くなる
遠くで聞こえる車の音と切り離された世界で
緑は黒黒く 赤々と 命を歌うから
身を預けようと決めた
灰みたいな僕が灰になったら還らせてくれ
自然共存、排他的な世界で愛おしがられる命
自然共存、排他的な世界で利用される命
自然共存、排他的な世界で愛おしがられる命
自然共存、排他的な世界で利用される命
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