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無題
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| 作詞 ろいろい |
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少しだけでも聞いて行ってくれないか
大衆酒場の真ん中人々が酔い潰れる頃
お前はただ黙っていて俺が話すのを待ってる
終電まではまだある お前にしか話せない
彼女と別れたんだ 夢さえも捨てたんだ
毎日やることを漁るだけ まだなにも手につけてない
明日は世間は休日なのに 俺は別に嬉しくない
飲んで、煙草やって、身体がぼろぼろになる
夢は大き過ぎた 叶わないだろうとは思ってた
思い過ぎて 終わった 好きなもんだから辛かった
諦めた日から ゴミみたいな毎日を過ごした
そしたら彼女が言ったんだ
「あなたを信じたくなくなった」
涙流さまいとまた酒は増えていった
朝になれば煙草の吸殻と酒の缶と求人誌が
机の上に散らばって 見ないふりして寝ていた
明日がどうなろうと良かった
世界が終わったって良かった
少しだけでも聞いて行ってくれないか
そう言ってお前を引き留めたけど
本当はもう一人が嫌で みっともなく涙流した
真っ暗な部屋に帰って 電気をつけて
ぼーっとして 仕事探して なんのために？
俺には夢しかなかったのに
どうせ家族も守るべき人も近くにはいないから
なんにもやらず考えず 死んでしまえばいいだろ
死んでしまえばいいだろ 死んでしまえばいいだろ
深夜の大衆酒場で ぐしゃぐしゃに泣き乱れた
お前はなにも言わず酒も飲まず俯いた
そんなお前が一言小さい声で呟いた
「お前、頑張ってるんだな。もういいだろ」
それからまた適当に騒いで
終電に駆け込んで「じゃあな」って別れて
部屋に戻る
こんなゴミみたいな毎日
こんな馬鹿な俺
なんにもないけれどスタートには丁度いい
もういいんだ もういいんだ
夢を諦める意味もなかったんだよ
自分が嫌いすぎたから全てが嫌になっただけ
でも今は少しこんな自分もいいかなって思う
人生捨てたもんじゃないな
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