|
|
|
そら
|
作詞 アリス |
|
どうして、空って青いの?
そう言いながら眩しそうに上を見上げる君が好きだった。
いつか雲に乗れたらな〜
そう言いながら無邪気に笑う君が好きだった。
誰よりも近くにいた。誰よりもわかってるつもりだった。
君が笑うときも、悲しくて涙するときも隣にいたのは僕だった。
なのにどんなに手を伸ばしても後数センチの距離が遠すぎて。
こんなに強く願っても、目で追っているのは僕じゃない。
力一杯抱きしめたいのに。でも僕は笑っている君が好きだから。
だから僕は…。だけど僕は…。
最近、雨ばかりだね。
僕の隣でため息をつきながら君は言う。
こんな日も悪くないよ。
だって不機嫌に頬を膨らませる君を見れるから。
たくさんの君を見てきた。知らない事なんて無いと思ってた。
なのにあいつの前ではいつも見たこと無い表情の君。
僕の心はこの空のように、きっと止むことは無い雨模様。
どんなに強く想っても、君が求めてるのは僕じゃなくて。
行くなって引き止めたくて。だけど離れていくのが怖いから。
だから僕は…空になりたかった。
すぐそばにあるのに手に入らない。近くにいると思ってたのも僕だけで。
今君が泣いてる理由すら、もう僕にはわからない。
泣かないで。ねぇ笑ってよ。僕の大好きな笑顔で。
そばにいて。どんな形でも。この空だって晴らすから。
たとえこの先君が振り向いてくれなくても。そばで見守るから。
晴れてる時は雲になり、雨の日は虹をかけるから。
君が幸せならそれでいい。ごめん、そんなの嘘だけど。
君は雨よりも、晴れのが似合うから。
僕が君の空になって。ずっと晴らすから。
|
|
|