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結ばれぬ恋
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作詞 AKIGAS |
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SくんはSさんの事が好きでした
彼女の名前が自分と同じだと知った時
運命を掌の汗で感じていたんだ
これは恋だ
世界中に愛を叫びたい
そんな気持ちを恋に囁きました
恥ずかしがり屋のSくんはSさんをただ眺めているだけ
ある日偶然にSくんはSさんと初めて目と目で会話を交わして
微笑みをくれたSさんをますます好きになったのです
SさんもSくんの事が好きでした
ふわふわと綿帽子を纏うような乙女心に
ずっと包まれて抱かれたい気持ちでした
しかし二人は口と口で直接の会話を交わす事ができないまんま
SくんもSさんもお互いに近づいて会話を交わしたい
SさんもSくんもお互いに近づいて会話が交わせない
そんな日々が続いたんだ
二人の距離が近づけば近づくほどドキドキが止まんない
ドキドキすればするほど距離が離れてゆく
いつしか二人はお互いに秘密の箱に幼な子の手が触れるように
ある事を感じるようになった
二人とも確信があったんだ
二人の間に壁があることを
そうなのです
二人の間には壁があったのです
つまりS極くんとS極さんの間には磁力という壁があったのです
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