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みんなのうた
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| 作詞 となみよくと |
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いつでも私の味方だった父
優しかった頃の母
排他主義を教えてくれた塾講師
疎遠になったかつての親友
死ねばいいと思ったあいつら
メンヘラな女の子
土方に明け暮れる気さくなヤンキー
プラネタリウム、星座の下の彼女
病室、白い布にくるまれた祖父
無一文のリストカット常習犯
今日までの不幸を気高く語る馬鹿
誰より純粋な心のストーカー
他人のイデオでしか語れない先輩
私を認めてくれた心療内科の先生
長続きしなかったバイト先の店長
笑顔が可愛いと言ってくれたパートさん
さよならを言えなかった将棋仲間
カラオケで騒いだ同窓会の面々
暗い歌ばかり歌ううた唄い
入水自殺した小説家
この先に待つ多くの出会い
努力、才能ともに無縁な私
持て余した自己嫌悪のそれぞれは
形をなせば最早ナルシズムで
時に自分だけが正しくて
時に自分だけが死ねばよくて
自分以外は全て第三者で
自分の価値観と彼らの存在
どちらが悪者なのか
天秤に掛ければ振れ幅が大きくて
こうなればどっちもどっちで
全部真っ白にしてください
私が真っ当な人間になるために
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