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camera
作詞 ハツミ
曇ったレンズで映し出した 交錯する関係を
夜の地下鉄浮かび上がる そばを行き交う叙情詞
眩ますライトが闇を照らす 果てを知らぬ景色を
長いホームに立ち尽くした 逃したのさ終電を

逆さまディスティニー 夢を放り投げ
現実を強制的に僕の瞳が向けさせた
イカサマディスティニー 酒の匂いが
導いた無表情のフェンスの奥の邪魔な雑草

真夜中が示した星と月と避けられない一枚の写真
シャッターの本当を破り捨ててしまいたかったんだ
嘘以外を殺した金属音と漏れてしまったフロントライト
帰りたいんだ何も知らないもう戻れないあの頃へと

フラッシュで刻んだ物語のはじまりへ


燻らす煙の向こう側は 交錯した人間の
塊でできた高層マンション 窓の灯りは散文的
汽笛が響いた昼とは違い 静かな夜迎えた
長い線路の行き先など 知らないのさいつだって

真夜中が示した星と月と避けられない一枚の写真
シャッターの本当を踏みにじってしまいたかったんだ
夢は何処に?指差す北極星僕の気持ち変わってないかなぁ
帰りたくない誰も居ないもう飽いてきた僕の部屋へは



微動だにしない道路が歪んだその時
永遠のその先が気になってオートフォーカス
写真に残したくなった

真夜中が示した星と月と避けられない一枚の写真
シャッターの本当を破り捨ててしまいたかったんだ
嘘を知ったあの日は金属音と誰かの足音で消された
帰りたいんだ何も知らないもう戻れないあの頃へと

フラッシュで刻んだ物語のはじまりへ

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公開日 2016/07/28
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