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繋ぐもの
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作詞 三夏川 |
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カーテンの隙間から溢れる光は
この世界を
ほんの少ししか照らしてくれない
この細い光の道を伸ばして広げて
君の光と繋げたらいいのに
輝く粒は私の目のなかで瞬いて
上手く君を写してくれない
何もない私は
どうしようもなくて
ただ 君を見つめる
だけど届きそうもない
向こう岸にいる君の
目の中は輝くものがいっぱいで
私のことなんか見えてないのだろう
広く開けた窓から広がる空は
青すぎて
君のことを見つめてるつもりが
いつの間にか周りの景色と混ざって滲んで
見つめる先さえ分からなくなった
澄んだ青は僕の目のなかで色づいて
上手く君を写してくれない
何もない僕は
どうしようもなくて
ただ 君を見つめる
いくら 2人の目線を
合わせようとしても
向こう岸は遥か遠すぎて
君の目に僕は写っていないだろう
ふいに 2人の目線が合わさる
その時 2人の唇は君の名を呟いた
何もない2人は
どうしようもなくて
ただ 名前を呼ぶだけ
だけど 向こう岸まで
届きそうもない声は
2人を密かに繋げていたんだ
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