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君が春
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作詞 ばしょー |
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春の風、君のこと
僕は誰か
分からないけど
君が春と言う事は確かだから
今日も明日もいつまでもきっと……
簡単なことさ。
なんて言わないでくれ
分からないんだ
どうしてもあの時の君が
僕になげかけた言葉の意味が
ずっとずっと頭から離れない
耳鳴りが止んでくれないんだ
命の音 沈む太陽 滑る雨
僕が知り得る感性と語彙と経験をもちあわせても
君の言葉が分からない
言語とかそんな事は分かり切ってるよ
ただ君の言葉の理由が知りたい
水面に落ちる涙も
いつかはまた雨となり、また僕へ帰る
結局そうなのか?
輪廻というあまりに無慈悲な運命
夜が朝が今日が明日が明後日が
来てしまうのが恐ろしい
日を追うごとにあの言葉が霞んでしまう
自然の摂理って残酷だ笑えないよ
誰かこの難問を解いてくれ
誰でもいい 救ってくれ
学の無い僕には無理だ
逃げてばかりの僕には無理だ
君を愛せなかった僕には無理だ
ただ理由が知りたい
いつまでもあの言葉が「」のままだ
たった一言二秒程にも満たない数文字の羅列
その意味を僕はこれからも生涯探し続けるだろう
永遠に反芻する飲み込めない意気地無さ
こんな事になるなら恋なんてするんじゃなかったね
愛なんていらない 愛なんて
死んでしまえばいい
君を愛したかった
どうしても
けど
愛せなかった
もっと過ごしたかった
もっと話したかった
もっと抱きしめたかった
全て過去形 そればかりの毎日
後悔しかしてないバカな自分
もっとちゃんと生きたかった
もっともっと一緒に生きていたかった
君の声も顔も名前も忘れてしまった
それでも、今でも、確かに覚えている
君がいた事も、君が大切だった事も
君が好きだったことも、その言葉も、全部
結局理由なんて些細な事で
度重なる不幸に責任を押し付けて
長い人生を無駄にした
君が春。今はそれだけ…………。
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