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誰が為に歌ふ?
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作詞 ばしょー |
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どうせ届かない無駄な励み
徒労に終わると知りつつ
今日も稚拙な歌詞を書く
真夜中の冷えた珈琲
墜ちた星は何処と無く……何故に……
味方が欲しい
誰でもいい
私を認めて欲しい
誰でもいい 誰でもいいから
私を救って…
そんな歌で誰かが救えるなんて
思うはずもない
有り得ない…分かりきったこと
それでも抑えられない
この苦しみからの逃避
孤独に怯えた
けれど嫌われるのも嫌だから
結局孤独を抱えた
無い物強請り
アナタが好きと言ふこと
この歌の意味が分かるか?
誰かに手向けた造花の様な
きっと理解されない
こんな汚い心では……
もう誰の為かも分からない この歌を鳴らす
信じた未来は萎えて破棄
朦朧の下で十六夜遅刻
麻酔銃の銃口 白衣の円卓
雁字搦めな思考の旋律
何もかも辛かった
最低なヤツらからの絶賛
全部消えてくれ
私の声は届きはしない
私の愛は何処にもない
私の歌は響かない
私の命はもう……
それでも私は歌わずにはいられない
全身全霊で奏でよう
さぁ、叫び、さぁ、歌おうか
この声が枯れるまで
この声がきえるまで
この声が死ぬまで
この声が届くまで
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