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日常
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作詞 KーKUN |
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真っ暗な部屋のベッドの上
世界中でたった一人だけの時間を
わたしは ただただ タバコに火をつけ
吐き気と共に戦いながら明日へいどむ
日に日に荒れる肌が傷になって
開くことを拒むまぶたが身体を侵し
動かなくなった脳みそがそれに加勢して
わたしを何処にもいかせないように鎖をかける
朝日が嫌いで 遮光カーテンが風で揺れる度に
わたしは目を閉じて そのまま 時が過ぎるのを待つ
あまりにも滑稽で滑稽でぐぅっと胃液がこみ上げる
どうして こうなったんだろう 涙で指を洗う
しょっぱい しょっぱい そんな人生だった
フラッシュバックのたびに目を潰したくなり
尖った犬歯で親指を噛み千切りたくなる
もっと大きな痛みで紛らわせたかった
そうでもしないと 生きていられないほど
わたしは こんなにも弱くなってしまった
世界が憎くて 社会が憎くて 何より自分が憎くて
過去に栄光もないのに囚われて 囚われて 死にそうになる
それが わたしの本当の日常
わたしは今日も見栄を張りに
キラキラ光る街灯を目指して歩く
街に 街に 街に。
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