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幸せだった
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作詞 小雨ねむ |
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毎日歩くだけで重労働
現実塞がる壁と押し問答
ましてや生きるなんて過酷すぎる
日々はただ残酷に過ぎる
寝て起きて行って帰ってを繰り返して
平穏という言葉に逃げた
出ておいでって言ってかえって閉じこもったあの子
何故か大人に見えた
後悔がない日は一日もなくて
かつて終わったことを掘り返して
でも忘れられない日も一日もなくて
記憶深くの1ミリと化して
時の流れで忘れて思い出してを繰り返して
痛みすらも忘れてしまえるなんて
隠れてどこにもなくて
台無しだって泣いてるんだ
幸福とは呼べないほどの喜びと
不幸とは呼べないほどの憂鬱に
僕ら毎日一喜一憂して
そんなくだらないものを人生と呼んで
過ぎ去っていく時間には追いつけずに
走るほどに寿命を削り
気づいたら歳をとって気づいたら死んで
傷ついても笑って傷ついても笑って
最後の瞬間に後悔だけは忘れて
満たされた記憶だけを集めて
充足感に身を預けて
口にするんだ幸せだったなんて
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