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卑怯者
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作詞 小雨ねむ |
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添えた花瓶に花
赤い可憐な花
か細い枝の花
白に囲まれた部屋の中
おしゃべりな君はもういない
繋がれた管と機械
無意味な月日だけが立ち
意識が戻る宛はない
伝えなかった言葉達
後悔しても届かない
僕の日常にはぽっかり穴が空いた
未来なんて言葉も薄らいだ
意識のない君へ
隠していた想いを告げた
伝えないとどこかに消えてしまいそうで
僕は卑怯者だ
さんざんごまかし続けていたのに
今なら届かないから告げたんだ
告げられた意志が硬いこと
髪に隠れた赤い頬
少し大人に見えた君と
白い便箋ただ一行
ただまっすぐに
届けていた君と
壊れてしまうのを
恐れていた僕と
このままもしも
目を覚まさなかったら
ずっと隣にいられるかな
なんて
意識のない君へ
隠していた想いを告げた
伝えないとこれで終わってしまいそうで
僕は卑怯者だ
さんざん怖くて言えなかったのに
今なら届かなくて安心している
意識のない君へ
隠していた想いを告げた
伝えないとどこかに消えてしまいそうで
僕は卑怯者だ
さんざんごまかし続けていたのに
いまさら届かなくて悔やんでいるんだ
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