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量産型
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作詞 小雨ねむ |
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満員電車圧迫された人生
光の違いはここにはない
どこまで行っても逃げられない
生活音に潰される
幼い頃はテレビのヒーローに憧れた
義務教育で現実を教わった
夢から覚めるたびに
今日も起きてしまったと後悔する
埋め尽くされた人の影に
紛れ込んでため息を吸った
才能という名の資格もないから
特別にはなれなかった
代わりがいるとかいないとかじゃない
代わりなんて必要ない
所詮七十億分の一の
使い捨ての量産型だ
今日も記憶と同じ平謝り
機械より無機質に動いた
新芽を殺す雑踏
芽吹く風は生ぬるい
書くべき歌はゴミ箱に溜まっていった
駄作の生産工場ノルマ十分の一
夢を積めば積むほど
足跡はすり減っていった
埋め尽くされた人の影に
紛れ込んでため息を吸った
才能という名の資格もないから
特別にはなれなかった
代わりがいるとかいないとかじゃない
代わりなんて必要ない
所詮七十億分の一の
使い捨ての量産型だ
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