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むく
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作詞 小雨ねむ |
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世の中には知らない方がいいことはたくさんある
愛や優しさや幸せやぬくもりや
知らなければ一人の夜がこんなに寂しいことはないのに
誰かを傷つけることはないのに
一人で生きていけるのに
誰かを求めることはないのに
傷つくこともないのに
強くあれたはずなのに
どうして知ってしまうの
神様は無情だよ
一人で生きていけなくなるじゃないか
誰かと生きなきゃいけなくなるじゃないか
なら誰かに愛されるように
なら誰かを愛せるように
なら誰かを傷つけないように
なら傷つかないように
なら誰かを思えるように
なら誰かに優しくできるように
そういう風に僕を作ってほしかった
このままじゃ一人で生きられない僕はずっと一人で生きていかなきゃいけない
もう壊れてしまうよ
こんなの
無理だよ
もう心はボロボロで
粉々で
その破片が刺さって
痛い
いたい
たすけて
たすけて
って叫んでも
誰にも届かない
いや
届くわけもない
声を出していないから
声を出したら誰かに聞かれてしまうから
誰かに迷惑をかけてしまうから
誰かに嫌われるかもしれないから
怖いよ
ひとりはつらいよ
ないまぜの感情がぶつかり合って
知らないほうが良かった
知ってよかった
知らないほうが良かった
知りたくなかった
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