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不安の花
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作詞 折花 |
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私は今日も無事死んで
約束の場所を目指し這う
伸びる影の遠さと
太陽が溺れる夢
子宮の街
睡る貴方を
彼らは埋めて
綺麗に笑った
泥に生まれた花の
腐った色を溶かした
穢れた水源の在り処に
私は咲く
もう一度 もう一度
此処に会いにきて
あたたかい皮膜の中
種をまき鼓動を確かめた
小さな肉塊になって
また甦えろうか
澱む水底
浮き上がれないまま
私に手を伸ばした人
此処に在る誇りを
枯れ果てるまで抱くよ
優しい殺意の季節に
私は逝く
もう二度と もう二度と
貴方は消えないで
戻っておいでと呼ぶ声
雑音に紛れて遠くへと
だから私はひとり笑ったの
泥に生まれた花の
腐った色を溶かした
穢れた水源の在り処に
私は咲く
此処に在る誇りを
枯れ果てるまで抱くよ
優しい殺意の季節に
私は逝く
もう二度と もう二度と
貴方は消えないで
貴方は消えないで
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