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ふたり 幻……
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作詞 kobako3104 |
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満月の夜 狼の声
不気味なまでに 風は優しい
開けっ放しの 窓からひらり
わたしに宛てた 手紙が届く
それはわたしの 目にだけ読める
舞踏会への 招待状で
一夜(いちや)限りの 夢を見ましょう
そんな言葉が 書かれてあった
眠らぬ都会 音楽の波
木々の葉音(はおと)も 聞こえないほど
魔法使いは 方向オンチ
迎えの馬車が まだ来ていない
わたしドレスに 着替えをすませ
鏡の前で 練習してる
どんな笑顔を 交わせるだろう?
あなたはどんな 人なんだろう?
始まりの鐘 立ち止まる時間(とき)
表と裏が 入れ代ってく
現れたのは 大きなお城
思わず息を 呑み込むわたし
慣れない服に 足を取られて
駆けていけない このもどかしさ
割れる手前の 風船のよう
会いたい気持ち ふくらんでいく
りりしい姿 透きとおる声
おとぎ話の knight のようで
一瞬 恋の 火がともるのを
わたしは消した そう夢だから
あなたとわたし 手を取りあって
歌い踊るの party time
朝が来るまで その限りまで
踊り続ける ふたり 幻……
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