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パノラマ
作詞 LonZ
国道21号線 ずっと西へ進んでく
冬の一段と寒い日の午後のこと
沈んでいく太陽が辺りを真っ赤に染めていく
その日の空はとても美しくて

隣に座った君も その隣にいる私も
導かれるように空を見上げていた
何故だか同じ歌を口ずさんで

この空を観た君は 優しい顔して笑う
絵画のように綺麗だね 横顔の君が笑う

まるでパノラマのような 壮大な景色だった
思わず息を呑んだ きっと君だってそうだ
言葉の要らない沈黙が 何だか心地よくて
このまま時間が止まれば
ありきたりの事を思った

ハンドル握った君も 外を眺める私も
同じ空を共に見上げていた
何故だか同じ歌を口ずさんで

パノラマを見た君は 暖かな空気で笑う
伝えたい言葉は一つも
文字にならずにただ浮かぶ

写真でも絵画でもなく 瞼に焼き付けた記憶だ
商品でもサービスでもなく
心に焼き付いた笑顔だ
月が出るのが早すぎて
パノラマは見えなくなって…

鳥のさえずりを掻き消して
目覚まし時計が鳴って
朝が来た事を知って
眠っていたことを知る
隣を見てもそこには
君は笑っていてくれない
一足早く朝が来て
海の向こうで歩いてる
もう少ししたら君は
約束通り戻ってきてよね
そしたら今度こそ本当に
パノラマを一緒にみたいな

いつもの通勤電車の中 何だかぼーっとしている
窓の外を朝日がまた いつも通り顔を出す
こんな夢を見た日は 君のことばかり考える
いつの日かこの夢が
正夢になる事を願う
きっと私の隣で君は笑う

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公開日 2016/01/15
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コメント 夕焼けを観ていて浮かんだ事を書きました
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