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家族の記憶
作詞 あんにん83032
解るはずがないさ
なんてことない日常がこんなにも
尊いものだなんてさ

解るはずがないさ
泥だらけで帰った僕は
また怒られるだろう
そんなことしか考えてなかったから

なぁ、何回その話するんだよ
呆れて視線を反らす
キラキラした顔で幼い僕のドジを
ぶり返すのはもうやめてくれよ

もしあの日に帰っても僕はまた
同じようにくだらないことで
噛みつくのだろう
そこにあったはずの幸せは
記憶の隅に追いやられていく

考えるわけないさ
あと何回こうしてテーブルを
囲えるのなんて

考えるわけないさ
カレーライスをおかわりしたいだけの僕は
夢中でそれを掻きこんでいただけだったから

なぁ、少しは素直に言ってくれよ
寂しさも心配も
怒りに乗せて紛れ込ませるなんて
ずるい作戦気付くわけないだろう

もしあの日に帰っても僕は
ありがとうの代わりに
歯向かうのだろう
そこにあったはずの愛は
記憶の隅に追いやられていく

微かだけど
確かに僕はそこにいた
いびつでも、少し汚れていても
愛と幸せの中にいた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2015/05/24
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カテゴリ 絎倶
コメント 家族のありがたみを大人になって気付いた…ありきたりだけど、書きたかった
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