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雪乞い
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作詞 まろかず |
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気付いたら独りで落ち葉を蹴っていた
イチョウも裸になって、死んだように眠ってる
気付けば服が薄すぎて、また身震いをする
ただ寒いだけだ、心も体も
君のいないこれからは、凍った心を砕くだろう
いつまで寝てれば君は起こしに来るのか
もう君はいない。そうなってしまう
どれだけ待てば君は待ち合わせ場所に来るのか
もう君はいない。それだけは....
涙の枯れた僕の目には、嗤う冬の風が見える
気付いたら足元には霜が芽を出していた
相変わらず僕はここで佇んでた
気付けば肌がひび割れて、またクリームを塗る
ただ寒いだけの、心と体は
君のいない今を忘れたがった
愛した日々が死ぬ季節
どれだけ考えても....
乾いた喉は狂って、声も出ないくらいに壊れた
ただ寒い、ただ寒い
毛玉の付いたマフラーで口を隠して
病室の前で待っていた。
散っていく黄色い紙
待って。行かないで欲しい
どれだけ待たせてくれてもいいから
君とのこれからを
潤った鼓動を。
窓の外に降る雪を、また一緒に眺めていたい。
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