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鬼面
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作詞 赤い眼の鴉 |
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時に聖書を手に取りに神を語り、後に呪詛を用いて明日を呪う。
頼みの綱をすかさず掠め取り、その身の愚かさを鼻で笑う。
闇夜に伏せた現実の逃走、あの世に似せた理想の妄想。
やがて陥る希望という名の自傷、裂けて広がる仮想は永久(とわ)の思想
記憶の破片が作り出す狭間、疲労と闘争の果ての生き様。
腰にぶら下げた鋭利な利鎌、振り回す狂気の果ての死に様。
真紅の血潮を飲み干す乞食、万苦に狙われ幸福の餌食。
澱む葛藤が呼び込む悪鬼、凍える床の心地は得難し。
真紅の血潮を飲み干す乞食、万苦に狙われ幸福の餌食。
澱む葛藤が呼び込む悪鬼、凍える床の心地は得難し。
遠くには赤い目をした鴉、嘴で突き割る窓ガラス。
奴は口先が達者なダラズ、耳元をやたら光らすピアス。
敵意に満ちた獰猛な牙、随所に張られた巧妙な罠。
高みを望む孤高な視野、影で暗躍する崇高な支配。
暗闇に潜む柵(しがらみ)の気配、企みに怯えて縋る夢の慈愛。
虚ろに干からびた愚者の狼狽、骸を背負った武者の生涯。
真紅の血潮を飲み干す乞食、万苦に狙われ幸福の餌食。
澱む葛藤が呼び込む悪鬼、凍える床の心地は得難し。
真紅の血潮を飲み干す乞食、万苦に狙われ幸福の餌食。
澱む葛藤が呼び込む悪鬼、凍える床の心地は得難し。
奪い去る棺の中の道徳、知られざる儀式の末の牢獄、
約束の未来は尚も遠のく、束縛の実態も所詮は道楽。
蹲る死者へ慰めの慟哭、焼きつけた景色に沈む瞳孔。
煮えたぎる網膜羽織る一張羅、憎悪の中で覗かせた鬼面。
真紅の血潮を飲み干す乞食、万苦に狙われ幸福の餌食。
澱む葛藤が呼び込む悪鬼、凍える床の心地は得難し。
真紅の血潮を飲み干す乞食、万苦に狙われ幸福の餌食。
澱む葛藤が呼び込む悪鬼、凍える床の心地は得難し。
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