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ギフト
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作詞 n.k. |
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蹴り上げた小石が雪になる
隣に座った凡人は言った
味の残っているガムを
至る所のゴミ箱に吐く
気づかないふりをして
無視した友達は
もうここにはいない
時刻表で確認した時間とは
少し違ってるようだ
リュックのチャックが
開いたままだ
蹴り上げた小石を見ながら
12のところに針をさす
買ったばかりのこの傘を
車内に置き忘れよう
明るい画面から目を離さず
見過ごした広告は
真っ赤な紙だった
知っている情報とは
少し違ってるようだ
始まったおんがくは
終わりを知らない
リボンをほどいて箱を開ける
中身は空だ
冷たい風を吸い込んで
大きな空へ飛んで行こう
落ちてくる小石をみながら
隣の凡人は笑った
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