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ギフト
作詞 n.k.
蹴り上げた小石が雪になる
隣に座った凡人は言った
味の残っているガムを
至る所のゴミ箱に吐く

気づかないふりをして
無視した友達は
もうここにはいない

時刻表で確認した時間とは
少し違ってるようだ
リュックのチャックが
開いたままだ

蹴り上げた小石を見ながら
12のところに針をさす
買ったばかりのこの傘を
車内に置き忘れよう


明るい画面から目を離さず
見過ごした広告は
真っ赤な紙だった

知っている情報とは
少し違ってるようだ
始まったおんがくは
終わりを知らない

リボンをほどいて箱を開ける
中身は空だ
冷たい風を吸い込んで
大きな空へ飛んで行こう

落ちてくる小石をみながら
隣の凡人は笑った

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公開日 2015/03/16
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