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ラ・ラ・ランドガールによろしく
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作詞 鳴浦二八 |
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やんなっちゃうくらい今でも 忘れられない女の子
名前はどうでもいいでしょ あえて呼ぶなら
――ラ・ラ・ランド・ガール
誰も解らなくてもいいのよ 誰かを解らせようなんて
今じゃライオンを手なずける方が何倍も容易い時代でしょう?
中指の爪だけ 常に綺麗にしてるのは
こんな浮き世の全てのモノへ……“クソくらえ!”
どんなに美しい雪が降り積もろうとも
踏み荒らされてやがて溶けた、ら ほ・ら・ね
やんなっちゃうくらい汚れて 泥だらけになった私に
あの子 何回も泣いて何回も泣いて「だめだよ、こんなこと」
Aahaって吐息が漏れた 荒れた私の唇から
あの子 どんなになってもどんなになっても 私を あぁ……
絵空事の愛情に くるり狂い私は踊る
ラ・ラ・ランド・ガールと
カラフル ジャンブル 色だらけの街
溶けだした色たちで地面はどす黒い
三毛もシャム猫も みんなみんなみんな黒猫さ
人の心は、さて どうでしょね?
どんなに美しい鳥が舞い飛ぼうとも
真下にいて油断してたな、ら ほ・ら・ね
やんなっちゃうくらい悟って 孤独を決めた私に
あの子 何回も泣いて何回も泣いて「一緒に、逃げようよ」
Ahhhh!って絶叫を上げて 気づけばあたしは泣いていた
私 どうかしちゃうほどどうかしちゃうほど あの子を あぁ……
絵空事は綺麗事 ならばあの子も絵空事?
それともリアル?
ランプの薄明かり 衣擦れの音 立ち昇る芳香 重なる吐息
窓越しの朝焼け 身を寄せたら 鼓動がトクトク あぁ……
やんなっちゃったから逃げよう 泥だらけの私と
あの子 何回も泣いて何回も笑い「ありがとう、嬉しいよ」
Bang!Bang!って音が響いた 気づけばあの子は倒れてた
私 どうかしちゃってもどうかしちゃっても あの子の あぁ……
絵空事ではないのよ 貴方が殺したあの子のことよ
ラ・ラ・ランド・ガールによろしく
Bang!Bang!
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