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カッシーニの間隙
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作詞 清野勝寛 |
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黒く染まった感情で、見えない音は不完全
足りないものはなんですか?
必要なのはどれですか?
ゆっくり閉じた瞳の裏で、見えない心探って
聞きたい言葉を教えて?
正しい距離感を教えて?
耳を塞いで目を閉じて時間よ止まれと踞って祈って
投げ付けた目覚ましあの時のまま動かないままで
きっとこの先も戻ることはないんだろうなぁ。
どうしてこうなったのかなぁ。
すべての言葉が嘘になっていくよ
「あなたなしでは生きていけない」
色んな感情が幻に変わっていくよ
「あなた以外愛せない他になにもいらない」
何故。何故。何故。
すりあわせた掌に、白い溜め息を吐く
隣に誰もいないんだ
一人は割りと寒いんだ
ゆっくり溶けて水になる、僕もあの雪と同じように
うまく変わっていけたら
その場の温度に合わせられたら
いつか見てた幻想なんて大人になれば全部過去の中
投げ捨てていつしか誰の声も聞こえなくなって
きっとそれが当たり前だったんだなぁ。
あぁ、何やってんのかなぁ。
いつかの言葉が胸を貫くよ
「ずっと一緒にいようねって信じてたのに」
色んな思い出が全部色褪せてくよ
「あなた以外愛せないまま」
一人で生きていたくなんてない。
一人で生きていたくなんてない。
このまま呼吸を止めているから。
お願い気付いて、生き返らせて。
全ての言葉が全部消えていくよ。
「あなたを愛していた。愛していた。」
色んな感情がなかったことになるよ。
「あなたの幸福のなかに、いたかったなぁ…」
色んな言葉を全部飲み込むよ。
あぁ、あぁ、あぁあああ。
あなたとの思い出が全部溶けていくよ
「あなた以外愛せない他になにもいらない」
何故。何故。何故。
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