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作詞 ニコル |
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数年前も同じようなことで悩んでいた
髪を伸ばしたのも その時が原因だった
僕が持ってる悩みの数を知る人はいない
僕だってよく分からないことの方が多いんだから
眉間にシワ寄せても 涙は出てこない
こんなに辛くて 泣きたいのに
胸が苦しいまま 諦めて眠りについた
優しい夢を願う
意識が消えても 直後に朝陽が窓を射す
両目が開いて 厳しい現実を見据える
今日も続いていく 命が
あの人は今どこで何をしているんだろう
気づけば昔の友の 行く末を思っていた
難なく笑って泣いたり 愚痴を零して騒いだり
くだらない幸せが また恋しくなっていた
数年前も同じようなことで悩んでいた
伸びた前髪を見て それを思い出した
数年前の今頃も 同じことを思い出した
どうでもいい苦痛が 延々と繰り返されていた
頬を吊り上げても 滑稽にしか見えない
いつの間にか笑い方を 忘れていた
目や耳を塞いで 閉ざして
懐かしい夢に浸る
見えない 聞けない そんな暗闇でもいちいち
知っている人が 背中を突き飛ばし急かすんだ
凍りついたんだ 胸の奥で燃える火
持ってる悩みを打ち明けて 弱音を吐いていると
勝手に励ましてくれる バカな奴がいた
僕の相手をしていても 得なんてしないのに
同じことを悩む度に 隣に座ってくれた
僕の悩みの一つだって理解できないくせに
自分のことのように悲しむ奴がいた
数年前に何度目か悩んでいた時
隣に誰もいないと知って 寂しくなった
あの日流した涙を最後に
風呂に入っても 布団に潜っても
鏡と睨めっこしても 泣けない
何をしても笑えない
大人になったと 自分で勝手に決めつけた
泣いたり笑うのは 子供の頃だけすることだ
目や耳塞いでも 雨や風を凌げはしない
朝陽を嫌っても 似たような光は明日も射す
探して見つけた 何もなかったんだ
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