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砂時計
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作詞 Chiharu |
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君が置いてった小さな砂時計
なんとなく捨てられないまま弄んでいる
何も変わらない 君がいない以外
仕事も順調だし家族も元気だ
ただ 君がいた場所にぽっかり大きな穴が空いて
底から君が嘲笑(わら)ってるようだ
変われない僕を
夏服を着替えるように恋を着替えた君のこと
もう責めはしないけど
まだ僕は 喉がカラカラに乾いてる
零れるピンク色の砂
掴めないまま 止められないまま
僕がどこに辿り着くのか それは僕も君も知らない
小さなこの部屋に閉じ込めた恋が
誰にも知られないまま消えていっただけ
時間(とき)は残酷で けれど優しくて
薄れていく痛みを抱きしめて眠ってる
君のせいでも 僕のせいでも 誰のせいでもなかった
ひとつボタンを掛け違えただけですれ違った2人
思い出を数えるよりも明日を見つめていたいけど
女々しくて どうしようもない僕は
まだ夢の中を泳いでる
零れるピンク色の砂
戻せないまま 追い越せないまま
君と僕の長い未来は もう2度と交わることはない
夏服を着替えるように恋を着替えた君だから
もう今は 知らない街で幸せに暮らしているんだろう
零れるピンク色の砂
掴めないまま 止められないまま
僕がどこに辿り着くのか それはきっと誰も知らない
君が置いてった小さな砂時計
なんとなく捨てられないまま
今日も時間(とき)は零れる
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