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作詞 YAMATO
昔の自分の手形を見つけた
小さくも綺麗な印が刻まれていた
今の自分の掌を眺めた
大きくなったけど汚れていた

幼い頃に履いた靴を出した
付いた泥や空いた穴が光って見えた
今の自分の足を見下ろした
新しい靴は何も語らない

いくつもの痛みと手を繋いで
たまに突き放して 捨てたりもして
眼を閉じて諦めかけた時は
その傷跡が道の在処を教えてくれた

鏡に映る自分の姿
期待された通りになっているかな
不自由なことはないけど
失ったものの数が背中に乗る
色んな重さがあって 僕は辛くて
それでも歩く


友達も着ていた服を探した
アルバムの写真よりも古びて見えた
今の自分の服を睨んだ
埃だけ被って纏っていた

壁に刻んだ線が眼に止まった
かつての視線が遥かに低く思った
今の自分の背を見つめた
見上げてばかりで首が疲れた

心と共に生きてきた日々
たくさん感じて 無視してきた
耳を塞いで過ぎ去るのを待っても
決して離れてくれないものがあると知る

脈を打ち続ける鼓動
誰にも真似できない音色で鳴る
気づかぬ間に零した息
溜まった胸の虚しさを叫ぶ
悲しみや後悔がある 僕は背負う
そうして歩く


何かに必死で祈る声
近くで響くのに遠くなる
降り注ぐ雨 稲妻が轟く
凍えた身体で 光を願う


助けを求める人々
二度と呼吸を止めないことを誓う
これからも続く命
その温もりに触れて救われる

涙が込めた思いが
そのまま地面で弾けて天に昇る
それはずっと変わらない
心が刻んだ証になる
昔のことを忘れても 今を忘れても
それでも生きる

魂が輝く限り 歩いていく
そうして生きる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2014/12/17
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カテゴリ 綽吚
コメント 人生で避けられない過去との決別、思い出の喪失。そういったことを乗り越え、あるいは悲しみつつ、進んでいけたらいいなって唄です。
YAMATOさんの情報











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