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セブンスター
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作詞 くろちゃん |
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洋楽のレコードに
針をそっと落とし
木目のスピーカー
震えだす六畳間
スタジャンを羽織った
あいつがノックもなく
言葉もないまま
上がり込んで来る部屋
ベッドに座り込み
缶コーラ飲み干して
カチリッとジッポの
音とオイルの匂い
何気なく火をつけた
ガラステーブルの上の
あいつが持って来た
最後のセブンスター
ビリージョエルが流れる部屋で
何するわけじゃ夢を呟く
ビリージョエルが歌うラブソング
憧れの街へと想い募らせた
立ちこめる煙の
そのさきかすかに
光っているのは
七つの星と未来さ
スタジャン羽織って
あいつが出て行く
言葉もないけど
たぶんバイトの時間
ビリージョエルの曲に合わせて弾く
安いギターが少し音をはずして鳴る
ビリージョエルのレコードから静かに
針が戻ったら窓を開けて風を入れよう
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