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春を待つ君
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作詞 くろちゃん |
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何の香りですか
振り返る目の先に
黄色く咲き誇る
春を待つ蝋梅(ろうばい)
君は駆け寄って
枝に顔を寄せて
目を閉じて近くまで
来ている春を匂(か)いだ
小さな背中が
その細い肩が
とても愛しく思えて
抱きしめたくなった
何の音でしょうか
寄せる潮騒のあと
冬の海風が運ぶ
遠くから呼ぶ汽笛
夕陽に光る髪
瞳うるむ横顔
憂う遠い寂しさから
救ってあげたかった
何の痛みですか
胸を締め付けてる
駅に続く浜の舗道
近づく汽車の時刻
手袋をはずして
つないできた指に
まだ遠い春を想い
温めてあげたかった
手袋をはずして
つないできた指に
まだ遠い春を想い
温めてあげたかった
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